「1位の発表だよ!!」

「ああ」

 私は興奮する

「1位はバングルかそれともマイスカかそれともラシカムか!!注目の1位は来週に
 放送開始のドラマの主題歌!」

「はぁ、1位は無理なのか、がっかり」

 私は司会者の発言にがっかりする

「今週の1位はヘヴンズロックスターで永遠に君に~、愛してる!です
 いやぁ~~~~!人気のあるバンドが1位を取りました!丁度他の収録で
 ヘヴンズロックスターのドラムの痲殊さんが別スタジオに来てるのでスタッフが
 アポ無し直撃交渉に行きます」

「やったね!!」

「ああ、俺の曲に不可能は無い!つかアポ無しって
 あいつにそんな事してどうなるか分からないぞ?」

「そんなに怖いの?」

「いや、怖くは無いけどそう言うの好きじゃ無いからなぁ」

「そうなんだ」

「ではスタジオに突入したいと思います」

 ブラウン管越しにスタッフが話す

「今晩は痲殊さん!突撃インタビューなんですけど今週の1位に貴方のバンドの
 曲がランクインしたんですが何か一言下さい」

「一言?こう言うの好きじゃないんだよね?まぁ嬉しいよっても雪也が
 作詞作曲したからあいつが一番嬉しいじゃないかな?」

 痲殊が笑いながら話す

「あいつがこう言う突撃インタビューで笑うの初めてだ」

「そうなの?」

「ああ」

「ほら、あいつ彼女居るだろ?羨ましいよな、何か彼女の為に書いた曲
 らしいんだわ今回の両A面の2曲」

「そうなんですか?」

 ブラウン管越しにスタッフとやり取りをする

「そうなんだよ、あっ!ここで告知♪俺の彼女になってくれる女性募集♪
 テロップみたいなの流してね♪なんてね♪じゃあ時間だから失礼」

 痲殊は撮影に行く

「あいつキャラ変わったか頭おかしくなったな!」

「いつもとは違うの?」

「ああ、あんなにノリ良くない」