「うう、私頭良くないから結城君に引かれたかな?」

 授業の間の休憩時間にトイレで美羽子が言う

「そんな事で結城君が引く訳無いでしょ♪」

「そうかな?」

 美羽子は落ち込む

「さぁ授業が始まるよ♪行こう」

「うん」

 教室に行く二人

「では授業を始める」

 先生が来て言う

「今日は教科書95ページを勉強する、今日は大化の改新をやる
 誰か分かる者は居ないか?」

「はい!」

 結城が立ち上がる

「では春実君!お願いする」

「はい、大化の改新は飛鳥時代の孝徳天皇2年春正月甲子朔西暦646年に
 発布された改新の詔に基づく政治的改革、中大兄皇子後の天智天皇らが蘇我入鹿を
 暗殺し蘇我氏本宗家を滅ぼした乙巳の変の後に行われたとされる(この暗殺事件も
 まとめて大化の改新と呼ぶこともある)天皇の宮(首都)を飛鳥から難波宮
(現在の大阪市中央区)に移し、蘇我氏など飛鳥の豪族を中心とした政治から
 天皇中心の政治への転換点となったとされる」

「さすがだな春実君!」

 先生が結城を褒める