「結城君こっち向いて」

「えっ?」

 振り返りこっちを見る結城にキスをするアリス

「/////////////////」

「んふ」

「私そんな事言ったんだ」

「そうさ、俺は芸能人になって売れてお金持ちになったのにアリス、君は・・・・」

 エミュエルは悲しそうな顔をして言う

「ごめんなさい!私雪也が好きなの!だからその約束は忘れて下さい!」

「は、はは、ずっと信じて約束を果たした僕はバカだったんだな、はは」

「本当にごめんなさい!!」

「もう良いよ、悪かったな雪也!こんなんだけどこれからも友達で居て欲しい」

「ああ」

 雪也が言う

「でも幼稚園一緒だったなら小学校も一緒のハズだけど違いますよね?」

「僕は隣の学校に通ってたからね、でも小学校1年までは同じで
 引っ越したから学校も隣に移ったんだ」

「それで私忘れてたんだ」

「アリス!これからもファンで、友達で居て欲しい」

「うん、あっ!今ふと思い出した!!エミュエル様私と遊んでて流川に落ちて
 泥だらけになって二人で怒られたよね?」

「あはは、あの時はアリスかばってくれたね」

「思い出した!私いつも砂場やジャングルジムで遊んでた」

「そうそう♪山を作ったりジャングルジムに登ったりして遊んだ」

「結城君、ごめんね」

「アリスが本名で呼んでくれた、はは」

 本名で呼ばれて嬉しがるエミュエル

「ほら、立てよ、いきなり殴って悪かった」

 雪也が手を差し伸べる

「僕の方こそ君の彼女にいきなりキスしてすまなかった」

 雪也の手を借りて起きる

「じゃあ帰るか?アリス!俺のバイクに乗れ!」

「ごめん雪也!!結城君の方に乗る」

「はぁ!?」

「別に疚しい気持ちは無いよ、ただ色々思い出したから話したいの!友達だから!」

「そうか、なら仕方ないな」

「ごめん、雪也!」

 私は雪也に謝る

「あっ!近い内アリスの通ってる学校に転校するから」

 バイクを運転しながら結城が言う

「何で?」

「友達が沢山居るから♪」