「柚ー?空と
帰らないの?」
そう言う私の親友、智。
智は、すっごく美人。
そのうえ優しい。
軽く毒舌なとこ
あったりなかったり…
とにかくいい人なのです。
「だって…女の子と
話してるじゃん…」
「あれ〜?
柚、気にしないんじゃ
なかったっけ?」
「別に…
気にしてないし!!」
「柚ー…
素直になりなー?!
空に言えばいいじゃん!
ほらーあたしが
呼んであげるから!」
そう言って、智は
叫ぶ態勢をとる。
「ちょっ…
智っ!いいって。」
そんな私の声も、
聞こえてないのか、
智は…
「空〜っっ!
ちょっと来いっ!!」
叫んだ…
はぁぁー。
私はため息をついた。
智は、言っても
きかないからな…
