「いやっ、やめてよ!」

「は?今更何言ってんの?」

「いやあ!」

男の力は強い。私みたいな非力な女の子じゃとても敵わない。

いやだよ…。

いやだっ!

「助けて、翔っ!」

その時、引かれていた腕が軽くなった。