ヒミツの悪魔くん



ボーイズトークと言っても最初から俺の話。




あさの事。



奏やあの人の事。




前に…あった事。





その話をする俺の傍らで、裕大は静かに聞いていた。





話し終えた後、裕大が俺にすっごく痛いデコピンを食らわせた。




「った!!」

「ったく、なんでもかんでも一人で頑張るなよ。お前は」

「…だな」




そのデコピンが、裕大の優しさに思えた。





その後は裕大と彼女の話。




デートではどこに行く?




などとくだらない話をした。