‐恋は唇で嘘をつく‐【激甘短編】




「ばっかじゃない…、そんな事いろんな女の子に言ってきたんでしょ」


「何?ヤキモチ?」



私が言った事に怯みもせず、彼は私に笑いながら言った


「ヤキモチなわけない!!」


「じゃあ教えてやるよ、そう言う気持ちはヤキモチだって事」



彼はいつも座っている位置からトンッと勢いよく立った



「今なら俺を独占できるよ」


彼は私に綺麗に整った手をゆっくりと近付けて来た



彼の手が触れる


軽い心臓の衝撃