先輩は、私を優しく引き寄せると頬に軽く唇をおとした 「さっき…裏庭にあいつがいた、そこに行けば会えると思う」 「ありがとうございます…!」 私は裏庭に急いで走って行った 後ろから先輩の泣き声がしたけど、振り返る事はできなかった 先輩が振りかえるな、という表情で最後に見つめていたから… 先輩…ありがとうございました…