わ・・・どうしよう^^;
かぶっちゃった・・・

「ぁっ馬場君からどぞっ・・・。」
トモダチとしゃべる時や一人で思っているときは慶都くんなのに本人だとどーしても恥ずかしくって慶都くんとはいえないっ;;

「ん・・・レディーファーストで萩田さんからですw」

「いや・・・私は別に言うほどのことでもないので・・・」

「僕もです(笑)」

僕もなんて普通の男子が使ったらキッショ-!!と即刻女子の
キモ男対象にされちゃうのに、慶都君が言うと、
なんかカッコいい・・・。

「じゃ、、、今日楽しみだよねっww」
何でこんなことしか言えないんだろう;;

「うん!楽しみだよね~僕も昨日からドキドキしてましたw」

初めてこんなにしゃべった慶都くんは、
思っていたよりずっと可愛かった。

「馬場くんは、「おっは~!!♪」

・・・・・・・・・。

でた、超調子いいチャラ男
佐藤梓・・・。よくも邪魔してくれやがって!!!

「お~ごめん!!せっかくのラブラブな雰囲気を邪魔しちゃってぇVvあ!2人とも悲しそうな顔してなィ??もしかして、君らデキてんの??(笑)」

私はこいつが嫌いだと今再確認した・・・。
あれ、、、でも、2人ともって・・・

がたんっ!!
梓君が言った直後急に慶都君が立ち上がって
「萩田さんは僕みたいな人は相手にしてませんよ!!勝手なことを言わないで下さいっ!!!」
と、椅子から立ち上がった衝撃でずり落ちた眼鏡をスッと元に戻しながら言った。

ははっ・・・告る前から失恋かよ・・・。
私はバカだからきっとふりむいてもらえなかったんだ・・・

修学旅行、初日から悲しいな・・・