「オレだってさ?

人間なわけよ。

だから好きなヤツがいたら触りたいとか色々思っちゃうんだよ。

けど、オレは借りにも先生だし生徒に手出すわけに行かねーんだよ。

だから……」




それは…


それって……




「あたし…信じていいの?

てっちゃんのこと信じていいの?

1年後あたしはてっちゃんの隣にいれるって……

この約束を信じていいの?」





今にも泣きそうなあたしの頬に手を添えて優しく笑いかけてくれる。


笑顔の意味はイエスってことだと思う。


流れ的にもそうだと思う。


それでもやっぱり言葉がほしいんだ。




「それは肯定? 否定?」


「……ふはっ(笑)前者」




……今はそれで我慢する。


でも、卒業したら絶対に言わせてやる。


覚悟してろよ?