「なんで…」


「なんでじゃないっ!

調子悪いんでしょ?

なんで学校くんのよー

調子悪い時は休むなんて当然なんだからね?

姫は真面目過ぎなの!」




あたしの勢いに圧倒されたのか姫は大人しくあたしについてくる。


しばらく黙っていた姫がふと思い出したかのように口を開く。




「沙妃、皇は?

一緒じゃないの??」


「え? 姫一緒に来たんじゃないの??」


「…………」


「…………」


「…………」




あたしも姫もどっちかが起こさなきゃ皇が遅刻する可能性が大きいため、思わず黙る。


まぁ皇が自力で起きる方にかけてもいいけど……多分ムリだわな。




「…あたし、後で連絡入れとくわ」




昨日皇に迷惑かけたわけだしね?


しかも昨日結局11時くらいまでいたしね?


もしかしてあたしのせいかもだし……(汗)


あたしが連絡するのが筋かな。