そのティッシュを受け取って鼻をかむ。
鼻をかんでる間に皇があたしの横にゴミ箱を持ってきてくれたから、
その中に丸めたティッシュを捨てる。
何回か同じ動作を繰り返して、あたしが落ち着いて来たのを見計らって皇が口を開く。
「どうした?」
「てっちゃんに告白を中断させられました」
「は?」
さっきてっちゃんとあったことを事細かに皇に話す。
なんて言われるんだろ。
とか思いつつ皇の第一声を待つ。
「お前さ……」
う゛……。
「待つんじゃなかったわけ?
宮内には生徒じゃなくなったらって言ったのに生徒の時に告白してどーすんだよ」
「ごもっともです……」
わかってるけど!
止められなかったんだもん。
好きなんだもん……。