私があなたと出会ったのは中学1年生の冬だったよね。
2月3日・・・この日は私にとって本当に大切な日だよ。
この日、私達の中学では鎌倉校外学習だったよね。朝からみんなワクワクしてたよね。
駅から電車で鎌倉に行くことになってて、私達の班は前の方の車両に乗ったんだ。
・・・・・その車両にあなたはいたよね。私はあなたを見た瞬間、魂が抜けたみたいになっちゃったんだ。
たった一瞬で私はあなたに恋をしたんだ。
私は、同じ班の香奈に聞いたんだ。
「香奈~あの人誰???超かっこいい!!!何組???」
「あぁ、小川でしょ~!!!3組だよ。つかきもいだろ~」
「かっこいいから~隣のクラスじゃん!!!てかなんで香奈知ってんの~???」
「だって衛生一緒だったし。」
私はこのとき、なんで衛生やっとかなかったんだろう。ってすごく後悔したんだ。
それから少しして、電車がどんどんこんできたんだ。私とあなたの距離はどんどん短くなっていったんだ。わたしは、どうしてもあなたをちゃんと見たかったからゆっくりあなたのいる右をむいたんだ。その瞬間・・・・・あなたと目があった。私はとっさに左をむいたんだ。目があって本当にうれしかったけど、恥ずかしいって気持ちの方が強かったんだ。それから少ししてから電車はもっと人がいっぱいになったんだ。
そしたら香奈が
「麻衣~うちの隣、佐藤なんだけど!!!気持ち悪いからちょっと向こういってくれない?!?!」
っていってきたんだ。だから私は少し右にずれたんだ。私はあなたがどこにいるのか気になったから少し右を向いてみたんだ。・・・・!!!私の隣にいたんだ。
私は本当にびっくりして、心臓のドキドキが止まらなくなっちゃったんだ。それから電車にのっている間、私はずっと左をむいてたんだ。
鎌倉について班別行動をしてる間も無意識のうちに私はあなたを探してたんだ。
どんなにさがしてもあなたには会えなかったけどね・・・。
私達の中学の制服が見えるたびに私の心臓はドキドキしてたけどね。
ちょうど鶴岡八幡宮を回っているときに、うちらは香奈の好きな人とすれ違ったんだ。
うちらは香奈のことをずっと冷やかしてたけど、心の中ではすごく羨ましかったんだ。
香奈は、
「やめてよ~」
って言ってたけど、とてもうれしそうだったんだ。
ご飯を食べるときも