ジリジリジリ…


太陽が一段と身をこがす八月。


立花唯、十三歳…


あたしは学校に通っていた。


それは補習とかではなく、
委員会だった。


「唯〜!!朝から委員会?大変だねぇ〜学級委員は」
「まぁね☆そういう絵里こそ部活でしょ」


校門をくぐるとジャージ姿の絵里に声をかけられた。


「じゃあ部活行くね!!」


絵里は髪をなびかせ行った。


…絵里の


栗色のふわふわした髪が好き。


太陽に透かされて眩しく輝いているみたい。