「ただいま~」 そう言いながらソファに鞄を投げた。 「おかえり~」 お母さんは、私に背を向け夕食の準備をしていた。 「今日の晩御飯何~?」 私はそう言いながら二階に繋がる階段に向かう。 トントントントン… 一定の音を刻みながらお母さんは「ハンバーグよ」と答えた。 「やったね♪」 そう言って私は、階段を駆け上がった。