私たちの始まりは夏だったよね…







私が五歳の時おばあちゃんの家に遊びに来てた…









でもつまんなくて家をでて近くの公園に行った









そこにはブランコに乗った男の子がいた








私は迷いもなくその子に話しかけた








「ねぇ?一緒に遊ばない?」








男の子は一瞬驚いたような顔をしたけどすぐに微笑んで頷いた






「名前なんていうの?私はサヤカ、金子清香だよ」







私は自分の名前をいう暫くして男の子が口を開いた







「セイヤ…織田聖夜…」




そこに女の子が走って来た


「せいチャーン!!」






「京チャン…」



聖夜は女の子の名前を呟き





「勝手に遊びに行くなんて酷いよ…」



聖夜は女の子の言葉に答えず



「京チャン…サヤカちゃんだよ」



私を紹介した





「サヤカちゃん?」





女の子が私をじっと見つめる






「えっと…金子清香…」




言葉に詰まるがなんとか伝え




「あたし京香!聖チャンの妹なんだ!ふたごなんだよ!」



「ふたご…??」





首を傾げる私





「それよりサヤカちゃん!!ウチにこない?一緒に遊ぼっ!」





私は微笑んで





「うん!」



と、答えた









それが私、金子清香と織田聖夜、織田京香の始まりでした…