「沙柚―冬樹―そろそろ出るわよ―!♪」 「は―い」 もう家は空っぽに近い。 段ボールは引っ越しの人がもうもっていってしまった。 「今までありがとう。」 部屋に行ってなんとなくいってみた。 柄にもなく少し寂しくなっちゃった、 家の車に乗って新しい家に出発した。 急なことだけどやっぱ親が社長ってだけで仕方ないんだよね… ゆか達とメールしてるといつの間にかあたしは寝入っていた。