麻里子は壁にかけられた時計に目をやった。


午前0時13分


気づけば日付も変わっていた。


近藤愛が眠ったことで、麻里子はようやく緊張を解いた。


思わずため息がでる。


いったい、何がどうなっているんだろう。


昨日の夜からいろんなことが起きすぎて身体が重い。


張りつめていた気持ちが緩むと、隠れていた疲れがどっと押し寄せてくる。


ほんの数秒目を閉じただけなのに、いつの間にか麻里子も眠ってしまっていた………