くそ……違うんだ……


みんな……聞いてくれよ……


言いたいことがあるのにいまので顎の骨が砕けたのか、口のなかが血でいっぱいでうまく言葉にできない。


「おい、やっちまえ!」


「!?」


ぞろぞろとミツルを囲む数人の男たち。


ああ……


ダメだ。


殺される。


そう覚悟したそのときだった。


「!?」


怒りの表情が集まるそのなかに……アイツはいた!


「……と……と……と……」


ニヤッ。


……!


笑ってやがる。


へへっ。


なるほど。


おれが殺されるのがそんなに嬉しいのか。


そうなんだろ?


だから笑ってんだろ?


なぁ……





時枝ぁぁああ!!!!!





!!!!!