悲鳴を上げ、突然ミツルはその場に尻餅をついた。


「なになに?」
「どうしたの?」
「さぁ?」


まわりの人間が不思議そうに目をやる。


ミツルは慌ててポケットのなかに手を突っ込んだ。


「大丈夫?」
「気分悪いなら医者行ったほうがいいんじゃない?」
「顔真っ青だよ」


ハァー、ハァー、ハァー


ポケットのなかの手に力を込めるミツル。


脂汗が流れ出る。


「コイツ、目いっちゃってるよ」
「変なクスリやってんじゃねぇの」


ハァー、ハァー、ハァー


「もしもーし!大丈夫でちゅか?」
「バカ! からかってやるなよ」
「とんじゃってるからわかんねぇよ」


ハァー、ハァー、ハァー


ハァー、ハァー、ハァー


「……してやる」


「あ?」


ドン!!!!!


「?」