「おい!ちょっと待てよ!」


!!!!!


慌ててミツルも早苗のあとを追った。


でもまわりの人間が邪魔で入口のほうにはとても辿り着けない。


くそ!


いねえ!


どこに行きやがった!


いつのまにか人の波に飲み込まれていたミツルは、フロアの中央に立っていた。


――鈴木早苗。


間違いなくあいつは何かを知っている。


加藤とも繋がっているんだろう。


だとしたら、あいつらが今回の事件を起こした犯人なのか?


でもなんで?


みんなを殺す動機がわからない。


とにかくひとつだけわかったのは、これは時枝の呪いなんかじゃないってことだ。


フッ。


「なんだ。マジで時枝の呪いかと思ってビビってたのに。そりゃあそうだよな」


ハハハ。


ミツルは自分でも気付かないうちに笑っていた。


そのときだった。





ワァーーー!!





「?」


フロアに流れていた曲が変わり、ひときわ歓声が大きくなった。