暗くなった部屋には先程までとはあきらかに違う異様な空気が流れていた。


まず最初に加藤明がロウソクに火をつけた。


続いて菊地充、吉田省吾、という具合に、順番にロウソクに火をつけていく。


このとき、時計とは逆回りに火をつけていくよう最初に説明があった。


儀式をしてる最中、誰もが知っている誕生日の……


“あの歌”が流れていた……