「どうする? もういく?」


「えっ? もういくの?」


「ダメ?」


めんどくさい流れをはぶきたい翔太がさっそく誘う。


実はハルナは出会い系サイトで知り合った女の子で、


いくらか援助するかわりにHをさせてもらう約束を交わしていた。


「うーん……いいけど、ハルナお腹空いたぁ」


「あ、お腹空いてるんだ? まぁ、でもラブホの中で食べればいいじゃん」


「うーん。まぁ、それでもいいけど」


クソ高い飯なんか食わせてたまるか。


ヤレたらそれでいい。


頻繁に出会い系を利用している翔太にとってはこういう流れへの対応も慣れたものである。