大輔は麻里子の質問に答えるように続ける。


「おれもさっき聞いたばかりだからまだ整理できてないんだけど」


「うん……」


「どうやら所美香の全身には、爪で引っ掻いたような痕があるらしいんだ」


「爪……?」


「ああ。それが死んだ直接の原因ではないみたいだけど、そのせいで全身血だらけだったらしい」


血だらけ……。


その言葉に寒気が走る。


だが麻里子はゴクリと唾を飲み込むと、大輔に聞いた。