麻里子はギュッと目をつぶると小さくため息を吐いた。


電話の向こうの遠藤大輔は話しを続ける。


「ゴメンな。こんな朝早くに連絡するのもどうかと思ったんだけど、そんなことも言ってられないし……」


「ううん、そんなのぜんぜんいいよ。それより……みんなにはもう?」


「いや、まだ誰にも。この後、連絡するつもり」


「そっか」


「うん」


「……ちなみに、所さんが亡くなった原因ってなに?」


麻里子が恐る恐るたずねると、大輔は困ったように言った。