ふと左腕にはめている時計に視線を落とすと、現在の時刻は深夜の2時になろうかというところだった。


「もうこんな時間か……」


近藤さんと一緒に49日をおこなった高校時代の友人について調べたいが、


さすがにいまからみんなに電話をするのはちょっとまずい。


仕事をしてる子たちはきっと寝ているだろうし、この件は明日にしたほうがよさそうだ。


麻里子はパソコンの画面を元に戻すと、椅子に深くもたれた。


ふぅー……


中年のおじさんみたいに自然とため息が出る。


肉体的にも精神的にも疲れていたんだろう。


目を閉じるとすぐに深い眠りのなかに落ちていった……………