「……49日?」


「うん」


電話の向こうで犬飼の声のトーンが一瞬にして変わった。


いまこの話題をふれば誰だってこんな感じだろう。


麻里子はそれに気付いていたが、構わず話しを続けた。


「私、49日のことを調べようと思うんだ。もしかしたら何かわかるかもしれないし」


「何かって?」


「例えば49日の呪いから逃れる方法とか」


「呪いから逃れる方法?」


「うん」


「考えたことなかったけど、そんなのあるのかな」


「それは……正直私にもわからない。でもいまね、パソコンで調べてたんだけど、ひとつ気になるとこがあるんだ」