「うん……この子ね、あかねしか友達いないから……」


女の子はそういうと、麻里子の反応を見るように顔をのぞき込んだ。


モジモジしてた理由はこれだったのか。


麻里子は優しく微笑むと、女の子に返事をかえした。


「いいよ」


「ホント?」


「うん」


「ヤッター♪ じゃあ、なまえ教えてあげる♪」


女の子は嬉しそうに笑うと、麻里子の手のなかにいる人形に目をやった。