「へぇ〜かわいいね」


麻里子が人形の髪をなでながらそういうと、


女の子はまるで自分が褒められたみたいにパッと表情が明るくなった。


「キューティー・エンジェルだっけ?」


「うん」


子供たちの間では有名なアニメらしいけど、麻里子が知っているのはタイトルくらいで、詳しいことまではわからない。


でもとりあえず女の子の警戒心はとれたみたいで、麻里子はさらに声をかけた。


「この子、なんてお名前なの?」


「なまえ?」