「は⁉︎ なんでそんなこと!?」


加奈子が興奮気味に言った。


「まぁ落ち着けって」


「落ち着けるわけないでしょ! やっていい冗談かどうかもわかんないの!」


「別に冗談でこんなことしたわけじゃねぇよ」


「じゃあ、なんのためによ!」


あの加藤明を相手に加奈子はまったくひるまない。


よほど頭にきたのだろう。


でも加藤明はニヤニヤと笑っている。


そして、その加藤明の口から奇妙な言葉が飛び出した。


「オマエらさ……49日って遊び、知ってる?」