お墓に着いた麻里子たちは、時枝絵里香が眠っている場所までゆっくりと歩きはじめた。


でも……鉛をつけたみたいに足が重い。


誰も先頭を歩きたがらなかった。


中学のとき、麻里子たちは一度だけこの場所に来たことがある。


それは、時枝絵里香が死んだときだ。


でもそれ以来、ここには来ていない。


来ないことが麻里子たち全員で交わした“約束”だったからだ。


それがまさか、7年たって再び来ることになるなんて……


ここにいる誰ひとり思わなかっただろう。


そのときだった……


「……あそこじゃなかった?」