『好きんなってもいい?』 笑って言われたこの言葉。 なんにも言えなかった。 「いやー…今日は楽しかったな!!!……アリサ?」 歩いて家に帰る途中、隣に居るしょーちゃんが、あたしに向かって言った。 しょーちゃんは晴と楽しそうに喋ってた。 観覧車の中で。 せっかくあのジンクスをやろうって思ってたのに、晴の方に協力しちゃった。 「しょーちゃん……」 気付くとそんな言葉が口に出ていた。