「受かってる…」 「ほんとだ…」 ― 一瞬、時が止まった。 「「やったー!!!!!」」 家中に響くあたしたちの声。 「おめでとうおめでとう那南!」 「受かっちゃったよ!!!」 そうきゃあきゃあ騒いでいたとき。 バタン、という部屋のドアを開ける音と共に、 特大ケーキを持ったしょーちゃんがいた。