近くにいた子供たちが、少し離れた所で倒れている春樹を見ている 春樹はゆっくりとその手に握られている写真をそっと胸にあてた… 『可奈…ごめんよ…』 春樹は静かに呟いた… 子供の一人が春樹に近づいてきた… 『お兄ちゃん…泣いてるの…?』 夕日に照らされた春樹の目からはひとすじの光りが流れていた…