『私…ずっと、あなたが好きで…春樹と一緒にいたくて…だから私…可奈さんに春樹の為だから自分のこと話さないようにって…口止めして…』 マリコはその場で泣き崩れてしまった… 『もう、いいんだ…本当のことを聞いても、思い出せないなら一緒さ…』 『これを見ても、同じ事が言える…?』 マリコは数枚の写真を春樹に手渡した… 『コレは…』 『事故の時に着ていた服から出てきたのよ…』 『オレがこの写真を撮った…』 『そうよ…私…この写真を見た時わかったの…』 春樹は黙って、天を仰いだ…