『物取りと思われたようだな…』 そうか…だから…私にも否がある… 『スミマセン…』 もう一度、頭を下げ…その人を見ると… …あっ… この人…空港で向かいに座ってた… 少し日焼けをしているけど…たぶん…そう… 彼は私を覚えているだろうか… 覚えていないことを願いたい… また、泣き顔を見られるなんて… 私…格好悪い… その人は通りの人混みの中に消えて行った…