『夢のつづき…』



驚く私に真理子は笑ってみせた


『知らないの?もうすぐ春樹、海外へ行くのよ…たぶん半年…それ以上になるかも…』


春樹が海外…半年…


『彼女のあなたが知らなかったなんて、私も少し驚いたけど…』


頭の中が真っ白になった…

真理子の顔が歪んで見える…

もう動揺は隠せない…

きっと、前から言ってた今度の仕事が海外なんだ…

春樹…どうして言ってくれなかったんだろう…


『と言うことは…私も春樹と一緒に行くって事も知らないのね…』


『なんで、あなたが春樹と一緒に行くんですか』


『春樹と一緒にいたいからよ…もちろん、仕事での関係もあるけど』