『早く春が来ないかな…』 『なんで?』 『春は春樹の季節だから…』 『なんだよ、それ…』 『いーの、私が決めたの…』 『じゃ…春になったら…』 『春になったら?』 『やっぱ、やーめた…』 『何?』 寝たふりをする春樹 『ねぇ…何?』 『……』 『もーっ、私、帰る…』 春樹が腕をつかんで私を押し倒した… 『春樹になったら教えてやるよ…』 春樹の温もりは春のひだまりのように柔らかくてあったかい… 春樹の匂いは私を安心させる… だから私は幸せでいられる…