『だって…心配だったんだもん…』
『何が…』
『その時、言ってほしかった…』
『ごめんな…』
『親しそうだったし…キレイな人だったし…着物だったし…』
『着物?』
『だって…あの時…春樹…だから私…』
『まさかオレが、帯をしゅるしゅる…とかやってんのかと思ったのかよ…』
笑い飛ばしながら話す春樹を見て、私は声を出して、うゎーんと泣いてしまった…
『オイ、オイ…可奈…』
ティシュを持ってきて、何度も謝る春樹に私は抱きついた…
『今夜も寒いからこうやって寝るか…』
『うん…』
春樹に包まれた中で私は眠りについた…


