『春樹…?』 春樹は私を抱きしめたまま、耳元で囁いた… 『可奈…もうひとつ、くれないか…』 『エッ…?』 『今夜…もうひとつ、オレにプレゼントくれないか…』 『もう…ひとつ…?』 春樹の瞳の中に映る自分を見ていた… その瞳に吸い込まれてゆく… 春樹の胸の鼓動が伝わる気がした… 『オマエが…欲しいんだ…』 確かに聞こえた言葉は一瞬で私の中で溶けてしまった… 春樹の唇が私の唇と重なった時、私が溶けると思った… いつもとは違うキス…