『静かで…二人だけで…』 『コートの下、スウェットだけどな…』 『もーっ、それを言わないでよ…』 マンションまで来ると、雨は完全に止んでいた 『ありがとう、春樹…寒いから帰ったらすぐ暖まってね…』 春樹が抱きしめてきた… 『春樹…』 そして…長いキス… 『ちょっと…春樹…外なんだから…』 『じゃ…おやすみ、可奈…』 『うん…おやすみ…』 消えてゆく春樹の姿を見送った… さっきのキス… 春樹…深い意味はないのかな…