『どうしたの、敬子…具合でも悪い?』 ただ首を横に振る敬子… 私たちの前を向井さんと春樹が楽しげに話しながら歩いている… どんどん足取りが遅くなる敬子が心配になった 『敬子…次の店、行きたくないなら…』 そう言っているうちに着いてしまった… やっぱりあの店だ… 地下に降りた所で向井さんと春樹が待っていた 店に入り、テーブル席に座ると私は静かに周りを見渡した… 客はいるけど、混んではない… そして、早川涼の姿もない…