ちょっとした会話のやり取りも、いつもの調子だと思ってた… この二人はそんなやり取りが仲のいい証だと思っていたから… 恋人同士という月日を重ねているからこそ、遠慮せずに言葉が出るんだと… 『なぁ、この後、あの店行こうぜ…オマエ、行ったんだろ?』 向井さんの言葉に反応したのは敬子だった… 私と春樹は、あの店…がわからずに敬子の顔を伺っていた 『沢村、もう一件行こうぜ…近くだから…』 春樹は私を見ながらうなずいた 『いいよね、可奈ちゃん…』 私もうなずいた