静かに席を立って、振り返ることなく店を出た… 日付はとっくに変わって、電車は終わっていた… 『可奈、ホントに涼が来るなんてね…』 『そうだね…』 『また、来ようね…』 私はうなずくだけにした… 『敬子、今日はありがとう…料理もお酒も美味しかったね…』 『遅くなっちゃって、ゴメン…』 『気を付けてね…おやすみ…』 その場でお互いタクシーに乗った… 敬子とたくさん話せて楽しかった…でも、最後は疲れた… 私…何でこんなに落ち込んでいるんだろう…