チャイムが鳴った


飛び出るようにドアを開けると…

春樹が立っていた…


『ただいま…』


『春樹……』

私は春樹に抱きついた…


『なんだよ…大げさだな…』


『だって…春樹、何の連絡もしないで…心配したんだから…』


『オイ…泣いてるのか…?悪かったよ…一度帰ってきてまたすぐに地方に行くことになって…』


『いつ…?』


『マンション寄ったけど、可奈いなかったんだよ…管理人さんに可奈に会ったら伝えてくれって言ったんだけど…』


『聞いてないもん…』


『だから悪かったよ…』