『一ノ瀬さん、買い物行ってきたの?』 その声に振り返ると、管理人さんだった…いつも笑顔で親しみやすい人だ… 『あら…今日、彼氏は?』 『えっ?』 『素敵な人よね…彼氏…』 『はぁ…』 『はぁ…じゃないでしょ、たまに二人で帰ってくるけど、よく彼が待ってるじゃない…』 『あの…』 『あっ、今の内緒だったわ…』 『管理人さん、春樹のこと知ってるんですか?』 管理人のおばさんは、まいったわね…という顔をしながらも話しはじめた…