『可奈…もう少し飲むか?』 『うん…』 『じゃ…冷蔵庫に入ってるから…』 『うん…』 『オマエがどかないと取りに行けないだろ…』 『うん…』 『ったく…オマエ…そのまま寝るなよ…』 春樹の膝枕はそばに居る者の特権… 優しく髪をなでる指が幸せをくれる… 春樹を見ると、その瞳には私が映る… 『可奈…仕事、大変なのか…』 そう言って春樹は私の胸ポケットに差してあるメガネを触りながら優しく見つめる…