春樹は私の姿をまじまじと見ていた… 『何…?』 あっ…そうか… 私はとっさにメガネを外した… いかにもお堅そうな、スーツ…銀ブチのメガネ…一つに束ねた髪… ひとことで言うと地味だ… 『ウチに来いよ…ビールもあるから…』 クスクスと笑いながら春樹は歩き出した… あーぁ…この姿はなしだったかな… 仕事中しかしてなかったメガネも忙しさのあまり外してなかった…