会社から帰ってくると、マンションの前に春樹がいた… 春樹、いつからいたんだろう… このところ仕事が忙しくて、いつもの帰宅時間より、二時間は遅い毎日だった… 缶コーヒーを片手に春樹が近づいてきた… 『おかえり…』 『春樹、いつからいたの?』 『……』 『最近、仕事で帰りが遅くて…春樹、夕食は?』 『まだ…』 『じゃ、一緒に…でも家に何もないや…』 『ふーん…』 …何? その意味あり気な顔は…