この時も、分かってしまった。
 昨日今日の、付き合いではない、そんなオーラが出ていて。
 わたしとの付き合いより、ずっと深い気がして。
 もちろん、わたしたち、コイビト同士歴は全然浅いけど、一応、彼は、カレシで、わたしは、カノジョなワケだから。
 そんなわたしも、とてもじゃないけど、入り込めないような雰囲気で。
 わたしって、何だったの? って思いで、ただただ、愕然と見詰めてた。
 そんな、わたしの視線の先で、彼らは、隣同士仲良く腰掛けて、手をつないだまま、ランチを食べ始めたんだ。